反省会 2

これから,【 最新のコロナ対策 よもやま話 】の続きを,記述して参ります。

【 Coffee Break 2020.04.22 】 大阪大学元総長で免疫学の泰斗である,平野俊夫氏は『 なぜ COVID-19 は,これほど恐れられているのか? 』 というブログの中で次のように述べて居られる:

 

もしも仮に,日本での流行は終息したとしても,海外からウイルスが流入するし,国内でも また流行が起こる。このように流行の波を作りながら,最終的に国民の 30~60%が感染してから免疫を獲得するまでは終息はしないと考えられる。ここで重要な点は,1ヵ月から 2ヵ月で収束することはなく,ワクチンや治療薬が出現しなければ 1年から 2年,あるいは 3年は掛かる,謂わばマラソンレースであるという点です。だからと言って過度に恐れる必要はないが,決して油断してはいけない。今までの長年にわたる基礎研究が,花開くのもそう遠くない日であると考えられます:

 

 葉落花開自有時 ( はおち はなひらく おのずから ときあり )
 花開万劫春必訪 ( はなひらきて まんごうのはる かならず おとづれる)


【 Coffee Break 2020.04.23 】 上記の記述とは全く異なる視点です:

テルアビブ大学のアイザック・ベン・イスラエル教授は,数学的な統計を用いて「 ひとつの数学的統計の結果 」として 米国,英国,スウェーデン,イタリア,イスラエル,スイス,フランス,ドイツ,スペインの新型コロナウイルス感染率の道筋を予測して,その解析からは次の結論が得られたと語りました:
新型コロナウイルスの増殖が指数関数的かというと,そうではありません。感染の拡大時期には指数関数的に始まりますが,約 8週間後には急速に衰退します。つまり,ロックダウンの実施とは全く関係なく COVID-19 感染は 70日間程で終息します。

上のグラフは,すべての国が ほぼ同一の新型コロナウイルスの感染パターンを経験したことを示して居り,感染数は 6週目にピークに達してから 8週目までに急速に鎮静して行くことが理解出来ます。

上図はイタリアの,現在での感染者数の推移です:

上図はアメリカの,現在での感染者数の推移です:

上図は,現在の日本国内の感染者数の推移です。イスラエル教授の計算に依れば『 日本国内でも,5月下旬から 6月の初旬には感染者数がゼロに向かう 』ことに成ります。

夏休みに入る頃には 一段落(いちだんらく),それまでは学校が休校状態なので,特に初等教育での児童・生徒の学習状況が非常に危惧されて居ります。


【 Coffee Break 2020.04.23 】  NHK NEWS WEB

発生源に関して真相の究明を求める声が国際社会に広がり始めています。

武漢には「 中国科学院武漢病毒(ウイルス)研究所 」と「 武漢市疾病予防コントロールセンター 」の2つの研究施設があります。
 今年2月には広東省の華南理工大学の肖波涛教授が論文を発表して「 武漢ウイルス研究所 」か,最初に患者が集中した海鮮市場からは直線で僅か 300メートルの距離にあります「 武漢市疾病予防コントロールセンター 」からウイルスが漏れた可能性を指摘しましたが,現在では何故か論文は削除されてます。


【 Coffee Break 2020.04.24 】 動画: ウイルスの次にやってくるもの

新型コロナウイルスの感染が拡大する中,医療従事者や感染者への偏見や差別が問題となっていますが,日本赤十字社は『 人と人が傷つけあう状況は,ウイルスよりも恐ろしい 』として,冷静な対応を呼びかける動画(3分17秒)をインターネットで公開しています。

 

先日,休校続きの新 小学校1年生のお母さんから次の様な御話を伺いました:

子供は,学校から出された宿題を楽しみながら取り組んでいます ♪♪♪

まだ,『 小学校生活 』というものを 知る前でよかったのかも ?

いえいえ 学区の皆さま方は,ピカピカの一年生が なごや小学校へと通う ランドセル姿を今か今かと楽しみに,心よりお待ちしていますからね ♡♡♡


上図は,英紙「フィナンシャル・タイムズ」からの各国感染グラフです。

横軸が,感染経過の日数を表示,縦軸が感染者数を表示しています。

良く見ると,日本の感染者数はピークに達しているようにも見えますね。

これから迎える 5月の連休を気を緩めずに乗り切れば 5月下旬から 6月上旬には乗り越えれそうです。先の【 Coffee Break 2020.04.23 】の記事に述べましたベン・イスラエル教授が計算された理論『 COVID-19 感染は 70日間程で終息します 』に,光明が見え始めて来ているようですね!
免疫学者の平野俊夫氏が語られる様に『 感染に対して,過度に恐れる必要はないが,決して油断してはいけない 』を,肝に銘じたいものです。


【 Coffee Break 2020.04.26 】 日本国内の感染者9800人 NHK データ分析

信頼性高いと注目 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の特設サイト: 2019-nCoV Global Cases by Johns Hopkins CSSE  (each point is updated as new cases are identified)


【 Coffee Break 2020.04.27 】 公衆衛生の専門家で,アメリカ疾病対策センター( CDC )のトム・フリーデン元所長からの NHK インタビュー(4月26日)での助言をまとめました。
外出制限の緩和や経済活動の再開について「 再開を急げば,再び感染の拡大を引き起こす危険性が高い 」と述べて,検査や感染者の隔離,感染経路の追跡などの態勢が整うまでは人々が接触する機会を最小限にとどめるべきだと訴えました。トム・フリーデン氏はニューヨーク市の保健当局の責任者を経て,2009年にオバマ前大統領に CDC の所長に指名された公衆衛生の専門家で,現在は保健政策のアドバイザーとして新型コロナウイルス対策について地方の行政機関などに助言を行っています。
世界各国で行われている外出や経済活動の制限について早期の再開を求める声が高まっていることについて,「 このウイルスは貧困層や移民など,社会の脆弱なところに入り込み,封じ込めるのが難しい。早期に再開すれば,すぐに感染を再び拡大させる危険性がある。治療薬やワクチンができてコントロールできるようになるまでは,このままの状態で1か月から3か月待たなくてはならないかもしれない 」と述べて,検査と感染者の隔離,それに感染経路の追跡などの態勢が十分整ってから,慎重に再開すべきだと述べました。
また,多くの人が新型コロナウイルスに感染して免疫を持つことで,結果としてウイルスの感染拡大が抑えられるようになる,いわゆる「 集団免疫 」については,「 ウイルスへの抗体についてはわからないことが多く,集団免疫を期待することは何百万もの人命を危険にさらすことになる 」と述べて,政策としての手法には否定的な考えを示しました。
さらに,発展途上国での感染拡大も,パンデミックの終息を遅らせることになるとして,世界各国が協調して治療薬や衛生状態の改善に資金を拠出して,対策を進めるべきだと述べました。

 

ここからは筆者の感想です。日本でも,感染拡大が穏やかに成りつつありますが,先日の富山県での小学校のように再開したが一人のクラスターの生徒からクラス全体への感染拡大が生じます。焦ることなく小学校,中学校、高等学校の休校期間は夏休みまで継続して,夏休み明けに始業式(入学式)で授業再開になるのが望ましいのではと考えて居ります:

【 急 が ば 回 れ 】である。
つまり,急いで物事(学校の再開)を成し遂げようとする時には,危険(感染拡大)を含む近道を行くよりも,安全確実な遠回り(感染防止)を行く方が換えって得策だという意味です。


【 Coffee Break 2020.04.28 】 国立感染症研究所の新型コロナウイルス SARS-CoV-2 のゲノム分子疫学調査

新型コロナウイルスのゲノム(全遺伝情報)の関係を表した図です。国内クラスターやクルーズ船で検出されたウイルスは「武漢」(中央下)に近い場所にある。3月以降に感染が広がった「輸入症例とそれを発端にした国内伝播(でんぱ)」は「EU各地」(左上)と近い場所にある (国立感染症研究所提供)

国立感染症研究所(感染研)は 27日,3月以降に国内で広がっている新型コロナウイルスは,欧州などを経由してもたらされた可能性が高いとする研究結果を公表した。検査で陽性と判定された国内の約 560人の検体から,ウイルスのゲノム(全遺伝情報)を解読した。世界各国からデータベースに登録された患者約 4500人のウイルスの情報も取得してから遺伝子の特徴を分析した。
その結果,国内で初期に発生した複数のクラスター(感染者集団)やクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号の患者から検出されたウイルスは,1月初旬に中国・武漢市で検出されたウイルスと関係が深いと推定された。しかしながら,このウイルスは 3月以降,国内で広がることはなく終息したとみられる。

一方,これに代わって国内で確認されるようになったウイルスは,武漢市で確認されたウイルスよりも欧州各国で感染を広げたウイルスの遺伝子に特徴が近かった。これは,3月以降,欧州など海外からの旅行者や帰国者を通じて全国各地に広がった可能性があるという。

詳細は,PDF 文書である 新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査(2020/4/16現在) を参照してください。


【 Coffee Break 2020.04.29 】 新型コロナウイルス感染症まとめページ

いよいよ,感染のピークを越える頃なのかな~あとの感じがして参ります:


【 Coffee Break 2020.04.30 】 NHK WEB 特集 学校を失った子どもたち

国連教育科学文化機関(ユネスコ UNESCO)は3月18日,新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により,世界の児童・生徒・学生の

多くが学校に通えなくなっていると発表して,この現状を,教育にとっての「 前例のない挑戦 」とみなして危機感を示している と表明致しました。

 

4月25日現在では,その数が世界全体のおよそ 90%である 15億7800万人までに膨れ上がって居ります。ユネスコは「 一時的な休校が今回ほどの規模や早さで進むことは前例がなく,長期化すれば教育を受ける権利を脅かし得る 」と警鐘を鳴らします。この中で,世界の子どもたちは どのように学びの “空白” を埋めようとしているのかの現状です。年齢に応じた適切な教育が望まれます。

 

新型コロナウイルスの影響で長期化している休校の解除を巡り,文部科学省が登校再開案に於いて小学校1年生・小学校6年生・中学校3年生の登校を優先するよう自治体側に求める方針を固めたことが 30日に分かりました。
入学直後だったり,卒業や入試を控えたりして,優先度が高いと判断,登校再開を段階的に行うことで感染拡大の原因となる密閉,密集,密接の「3密」を避ける狙いがあると思われます。

 

嘗て 2010年3月に東京大学から国際グローバル化に依り「 大学 学部段階の秋入学(9月入学)への全面移行 」の案は,日本国内の慣例(4月の入社式など)を押し切れず不調に終わりました。( この時には,入学式は 彼岸花(9月)よりも 桜の花(4月)が良いなどとの意見もありましたから。
この登校再開案は,現在 再議論が始まり出した『 9月入学式 』論への先手封じとも考えて良いであろう。

旅行に出掛けた気分で 逆さ富士 御殿場市より(30日6時30分頃撮影)


【 Coffee Break 2020.05.01 】 CNN 感染第2波の到来を「 ほぼ確信 」

米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は 30日までに,新型コロナウイルスの【 第2波 】が年内に起きる可能性について,『 個人的には,ほぼ確信している 』との考えを示した。
ワシントンでの経済関連会合にビデオ会議システム ZOOM を通じて参加して,第2波到来に関する質問に答えた。『 私の考えではウイルスが戻ってくるのは不可避 』と表明した。新型コロナは世界規模で拡散して,アフリカ大陸南部の一部でも感染例を目撃し始めていると指摘『 地球からは消えないだろう 』と述べた。その上で,『 今年中にまた来るとするのならば,どう対処するのかが我々の運命を決める 』と強調した。そして,『 検討されている対応策が実行されるのなら十分に上手くしのげるだろう 』としながらも,『 もしも,そうでないのならば不快な秋や冬を迎える恐れがあるだろう 』と警告しました。

5月1日 現在の国内の感染者数の推移,ピークは過ぎたようですが 油断大敵

本日は,八十八夜ですね! 静岡市葵区の茶畑での新芽の刈り取りの様子です:

100万本の ネモフィラ 休園中の「なばなの里」で 三重県 桑名市

文部科学省は1日,新型コロナウイルスの影響による休校が長期化していることから,子どもを登校させる際には,小学1年生&6年生,中学3年生の3学年を優先させる案を示した通知を,全国の都道府県教育委員会などに出しました。

【 Coffee Break 2020.05.02 】 京都府教育委員会からの挑戦状

京都府教育委員会は 2020年4月30日,長期休校中の小中学生に向けた家庭学習教材『 京都府教育委員会からの挑戦状 』を公開しました。
教科の学習課題を【 挑戦状 】として,単元や内容のまとまりごとに公開しており,小中学生に活用を呼び掛けている。
『 小学生への挑戦状 』と『 中学生への挑戦状 』があり,教科は国語,社会,算数・数学,理科,英語,小学生の体育と生活は,5月1日現在,準備中です。
課題に取り組む前に読む小中学生向けの手紙,作成への思いなどをまとめた保護者と教職員向けのメッセージも公開,課題に取り組むときに使う『 挑戦用シート 』,課題終了後に学んだことや気づいたことを書き込む『 振り返りシート 』もある。京都府教育委員会では『 みなさんの挑戦を待ってます! 楽しんでください 』と活用を呼び掛けている。

【 Coffee Break 2020.05.03 】自粛いつまで,専門家会議メンバーに聞く

政府の専門家会議のメンバーである日本医師会・釜萢敏 常任理事へのインタビューから要点をまとめてみました:
◆ 提言について
今回は人工呼吸器が必要な重症者患者数 315人というのを示したのが特徴です。医療の体制がひっ迫しているということを示しました。重症者を扱える病院の数は決まっています。新型コロナウイルス以外の患者もいるなかで重症者 315人は多いです。
◆ 緊急事態宣言はいつまで続くのか?
この予測は難しいです。医療の面だけでなく経済的な側面も考えなければいけません。専門家会議では,医療・公衆衛生の担当,経済面の指摘にも充分な配慮をして頂かないといけませんから。
◆ 今後の見通しについて
今の徹底した行動要請をしても,すぐに感染者は減るわけではありません。現在は減ってくるかどうかを見極めている状態です。今後,感染者数が減ってきた場合には,生活様式を変えていかなければなりません。人と人の接触などへの注意は,しばらくはしないといけません。早期診断から重症化予防までの治療法を確立して,ワクチンの開発ができたら従来の生活に徐々に戻っていけると思います。完全にウイルスを駆逐するというのは本当に難しいことです。

このウイルスとの共存というか,ウイルスもいるけど人々の生活には大きな悪さをしないという状況を作っていくことが大事だと考えて居ります。

上図,現在の状況は左側の山を乗り越えた様なところですね!これでコロナ感染終息ではありません。秋から冬に掛けては第2波の到来が予想されて居ります。そして,この繰り返しが数年間に渡るものと考えられています。所謂,マラソンレースに例えれば,まだまだ序盤の展開が始まったばかりです。これからも,コロナ情報を基に生活のリズムを規則正しく続けて行きたいものです。

そして最近では,妙に幅下カフェ・サロンの特製コーヒーが懐かしいですね!

先の 2月13日の研究協議大会 のパワーポイント原稿より引用しました。
パワーポイント原稿の,有声の動画です。ご覧に成ってくださいませ:

( Windows 10 では付属の Internet Explorer 11 を利用してください。

この時の実践発表の概要は,名古屋市地域女性団体連絡協議会 が発行の【 女性なごや 3月号 】にも紹介されて居りますね:


【 Coffee Break 2020.05.05 】 子供らの教育を受ける権利とは?

5月末や 7日再開,ばらつきのある休校期間である。長丁場になる新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた緊急事態宣言が 4日に再延長された。各地で続く休校措置の延長と再開の判断を巡っては対応に,ばらつきが出ています。現時点で方針を公表した自治体では,5月末までの休校延長が多い一方で 7日からの再開を決めた自治体もあり,この中には県内自治体が「 子供のストレスが限界 」と独自の判断をするケースも出て参りました。地元の愛知県では 4月 24日に,政府の判断を待たずに 5月末までの休校延長を発表して居ります。

そして,当面の目標は「 持続可能な,低レベルの感染 」に持ち込むことになると言及。その為には(1)散発的な感染に抑える(2)すべての感染者を検査・隔離する態勢の構築(3)医療や介護現場での防護具確保など,拡大防止のリスク低減(4)職場での感染予防(5)他地域からウイルスの持ち込み警戒(6)社会全体の理解と参画,などの達成が指標になるとしています。

幅下公園&幅下学区コミセン ( 5月 5日 に撮影 )

【 Coffee Break 2020.05.06 】 新研究・遺伝子解析で『 人への感染 』の始まりは昨年末である CNN

新型コロナウイルスの人への感染は昨年末に始まり,猛烈な速さで世界中に広がったことが,英国の研究者らによる遺伝子データの解析で確認された。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のフランソワ・バロー教授らが世界各地の感染者 7600人以上から検出されたウイルスの遺伝子データを解析して,その結果を感染遺伝学の専門誌に査読済みの論文を発表した。
それによると,チームは世界の科学者らが新型ウイルスの遺伝子データを共有している大規模なデータベースを使って,各地で異なる時期に検出されたウイルスの変異状況を調べた。全てのウイルスの変異をさかのぼった結果,昨年末の時点に共通の起源があるとの仮説が裏付けられた。人への感染は,ここで始まったことが確認されて以前から感染が広がっていたとする説は否定された。そして,系統的な発生は COVID-2 のパンデミックが 2019年10月6日から 2019年12月11日頃に開始したと推定しています。これは,新型コロナウイルスのヒト への宿主(しゅくしゅ)間 変異の時期に対応していると考えられます。


「 武漢株 D614 」 より 「 欧州株 G614 」 の感染力は非常に強い

武漢株(D614)の変異である欧州株(G614)が,2月初めから欧州で感染拡大して世界中に広がりました。
新型コロナウイルスの変異である欧州株が非常に急速に出現して,感染力が強いため優位的に広がったことを示唆しています。現在の主流である武漢株(オレンジ色)と欧州株(青色)の流行を観察したのが次のグラフです。

日本はもう少しで,欧州株の流行をシャットアウトする事が出来そうですが,欧州株は武漢株より感染力が強いので一段の警戒が必要になります。


正体不明の路上芸術家 Banksy (バンクシー)は 5月6日,新作を発表してスーパーマンのようにマントを羽織って空を飛ぶ医療従事者の人形で遊ぶ男児を描いた。これは,新型コロナウイルスとの闘いで最前線に立つ医療従事者に敬意を示したものとみられています。

男児が遊ぶ人形は右腕を上げて,マスクを着用した 看護師とみられる女性の胸には赤十字のマーク があります。

5月6日の岐阜新聞朝刊に掲載された全面広告です。水玉模様の図形が並んでいるだけのように見えますが,そこに綴られている文章を読むと,その意図がわかります: 離れていても 心はひとつ

自分を守るため,
大切な人を守るため,
今は人との距離を保ちましょう!
またいつの日か,
いつもの距離を取り戻すために,
ソーシャル・ディスタンス。
2m以上離れて,
この紙面を見てください。
皆さんの想いが現れます。
一日でも早く平穏な日常が
り戻せますように。

【 Coffee Break 2020.05.13 】ベン・イスラエル教授の予想通りですね!

 

【 Coffee Break 2020.05.14 】 NHK 特集 緊急事態宣言の出口は どこだ?

 

【 国連 1930年代 世界恐慌以来の景気後退予測 新型コロナ影響で 】

国連は,新型コロナウイルスの世界的な感染の影響で,ことしの世界の経済成長率は前の年と比べてマイナス 3.2%になるとの予測を発表しました。

国連の経済社会局は 13日,ことしの経済の見通しを発表しました。

それに依りますと,標準的な想定として今後,多くの国が経済活動を徐々に再開して感染防止措置も続けた場合には,ことしの世界の経済成長率は前の年と比べてマイナス 3.2%となり 1930年代の世界恐慌以来の景気後退になるとしています。このうち,アメリカはマイナス 4.8%,日本はマイナス 4.2%であり,日本については「 実質賃金と個人消費,住宅投資と輸出の減少によって危機は,来年まで続くだろう 」と指摘しています。

また,最悪の想定として,ことし後半に感染拡大の第2波が押し寄せて多くの国が来年の前半まで,都市の封鎖や経済活動の制限を延長することが求めらた場合を挙げて,ことしの世界の経済成長率はマイナス 4.9%まで落ち込む恐れがあるとしています。その上で,『 長引く経済の低迷が,おもに発展途上国で貧困と不平等を増大させる可能性が高い 』として,感染対策の国際協力と発展途上国への経済的な支援が是非とも必要だと訴えています。

 

緊急事態宣言解除「 今は,まだ通過点 『 新しい生活様式 』続けて 」 専門家

緊急事態宣言が 39県で解除されることについて,感染症対策に詳しい東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は「 緊急事態宣言の解除は全国的な感染者数の減少が続いていることの証明で,喜ばしいことだが,韓国など海外の事例を見ると,気が緩むと再び流行するため,ウイルスと共存しながらの生活は しばらく続くと考えられる。」と指摘しています。そのうえで「 解除が出口,終わりなのだという認識ではなく,今はまだ通過点なのだという意識ですべての地域で手洗いやマスクの徹底,いわゆる『3密』を避けるなど,新しい生活様式を続けていくことが望ましい。」と話していました。

 

また,今後の感染状況については確実な見通しを示すことは難しいとした上で「 今後,6月あるいは更に その先まで感染者の数が低い状況で推移すれば,社会活動をある程度の規模で再開しても問題ないという話にも成って行くのではないか。私たちの,これからの行動が流行に直結するため,決して気を緩めないことが重要だ。」と話していました。

 

さて,世界保健機関(WHO)は 13日,新型コロナウイルスが消滅することは無いかもしれないとの見解を示して,世界の人々は新型ウイルスとの共生方法を学ばなければならないとも述べました。

WHO の緊急事態対応の責任者であるマイケル・ライアン氏は,コロナウイルスは地域社会で別の風土病ウイルスになる可能性があり,決して消えることはない可能性があると語りました。そして,ライアン氏は HIV が消え去ったことがないのと同じように,新型コロナウイルスが,いつ消えるのかについての手掛かりはないとも述べました。

 

この数ヶ月で生活様式( 飲み会&外食の減少,人との接し方など )が,随分と変化致しました。これからは『 ストレスのかからない社会作りを行い,充分な栄養&充分な睡眠を取ることができるような社会にして,そして充分な日光(紫外線)を浴びて ビタミンD と体内ホルモンの調整を促すことができる社会作りを行っていく 』という,「 一生 自分自身の健康を気にかける方が良い 」のかも知れませんね。ですから私たちには,今まで以上に世の中での生き方を改めて,変更して行く必要がある段階に来ているのではないかと思います。

【 Coffee Break 2020.05.18 】 日本式で勝つコロナ戦 死亡者は極めて少数

記者会見で安倍首相は「 わが国の人口当たりの感染者数や死亡者数は,G7 主要先進国の中で圧倒的に少なく抑え込むことが出来ている。」と発言しました。分かり易く検査数を挙げれば,死者はイタリアの 100分の1,アメリカの 50分の1 である。


連日のコロナコロナで お疲れのことでしょう,音楽を聴いてみましょう:
★ 少女がリコーダーを吹いたら凄い演奏が (Flashmob Nürnberg 2014)