反省会4

これから,【 最新のコロナ対策 よもやま話 】の続きを,記述して参ります。


【 Coffee Break 2020.06.17 】 新型コロナ 大半が抗体保有せず・厚労省
抗体検査は,ウイルスなどに感染すると体内でつくられる「抗体」と呼ばれるたんぱく質が血液中にあるかを分析して,過去に感染したことがあるかどうかを調べます:

新型コロナウイルスへの感染歴を調べる抗体検査について,厚生労働省は 16日に,陽性率が東京 0.10%,大阪 0.17%,宮城 0.03% だったと発表致しました。海外で報告されている抗体検査の陽性率は米ニューヨーク州で 12%,スペインで 5% など,欧米に比べて日本は流行の規模が小さかったとされますが 今回の抗体検査からも,その傾向が示されたと言えます。
専門家は,国内では多くの人々が抗体を持っていないとみて居り,これからの「 第2波 」に向けた感染予防情報への必要性を指摘しています。
したがって,日本では秋にも心配される第2波で感染者数が増える可能性が予想されて居りまして,次の波が来たときには誰もが感染しうるということを前提にした注意喚起&感染予防策の確立が必要となって参ります。


【 Coffee Break 2020.06.18 】 本日は教育館で山田女性会長が担当されます,名古屋市 女性会ファミリー・サービス交流会の第一回目が開催されました。コロナ禍のなかで,新型コロナのワクチンや治療薬が出現しなければ 1年から 2年,あるいは 3年は掛かる,謂わばマラソンレースのような新しい生活様式が続いて居ります。だからと言って過度に恐れる必要はないが,決して油断はしてはいけない。これからは,今までよりも上手にコロナとの共存を図りながらの生活に慣れて行かねばなりませんね!


【 Coffee Break 2020.06.19 】 新型コロナ 感染後の抗体 数か月後に減少 

これが事実ならば,常識を覆すような驚くべき研究結果ですね!

抗体は感染から 2か月から 3か月ほどで減り始めているとしていて,感染を経験した人は再び感染しにくいという考えに基づいて,感染した人に『 免疫パスポート 』を出して活動範囲を広げる欧米での動きについて,研究グループはリスクがある可能性があるとしています。以前に言われていたように『 一度 感染すると免疫力が落ちる 』と関連がありそうです。

コロナとの共存での新しい生活様式,過度に恐れることは有りませんが,油断をしては成りませんね! 現在も第1波を継続しているアメリカの現状は,如何にコロナとの共存が難しいかを物語っています:

複数の州で過去最多の感染者『 アメリカは,今も最初の波にいる 』と専門家が警告


【 Coffee Break 2020.06.25 】

世界最大の三峡ダムが崩壊の恐れ,連日の大雨で決壊の危険性が生じる:

新型コロナの発生地・武漢は,名古屋の緯度より低い位置にあります。

災難続きの武漢と言えど 東京を遥かに超える大都市でありますからね!

インターネット上には,次の様な年配の方からの予言が見られました:
『 中国は,コロナ騒ぎの後,必ず報復を受ける。それは,中国が持つ世界最大のダム,三峡ダムの決壊が起こって,武漢から上海まで,たくさんの人が命を失うことになる。日本もその余波で津波が来るかもしれない。そして,世界は大恐慌になる。多分,年内 2020年中に起こる 』とさ。
★ 長江 大洪水,流域住民が恐怖に慄く(おののく) 三峡ダムの決壊

 

中国通信社の中国新聞社などに依ると,28日までに広東省,湖南省,江西省,重慶市など13省(自治区・直轄市)に及んで,1216万人が被災した。長江上流の重慶市では 22日,河川が氾濫して土砂が住居や店舗に入り込むなどして,約 72万9000人が避難しています。四川省のカンゼ・チベット族自治州では 13ヶ所で土石流が発生して発電所が崩壊しました。


トランプ政権で新型コロナウイルスの感染対策に携わるファウチ博士は,アメリカ国内の一部の地域で感染者の急増が見られると指摘したうえで,今後,数週間の対応が重要だとして検査を徹底するよう強調しました。

この中でファウチ氏は,フロリダ州やテキサス州,それにアリゾナ州など一部の地域で『 憂慮すべき感染者の急増が見られる。』と指摘しました。そのうえで,全米の 1日の感染者数が再び増加に転じていることを挙げて『 今後、数週間の対応が重要だ。』と述べて感染者の隔離や感染ルートの追跡などのため検査を徹底するよう強調しました。

幅下学区の皆さま方,数年間のコロナ共存での新しい生活様式が始まりましたが,過度に恐れることは有りませんが 油断をしては成りませんね!

現在の新型コロナウイルスの優性型は,元の株より「10倍」感染力が高いことが研究により明らかにされました。

新しい研究に依りますと,世界の多くで優勢なタイプとなっている新型コロナウイルスは,ヒトの宿主細胞にうまく受容できるように「突然変異」したことにより,感染し易くなった可能性があります。

アメリカを拠点とするスクリップス・リサーチによる研究で実施した実験室でのテストでは,最近の新型コロナウイルスの分離株は,中国の武漢で感染が始まった時のものよりも遥かに高い感染力を持つことが判明した。

現在,世界中で増殖している新型コロナウイルスは「 D614G 変異種 」と呼ばれる株ですが,この D614G は武漢で流行していたコロナウイルスの系統よりも,スパイク・タンパク質(ヒトの細胞に感染するためのウイルスの突起)が,より頑丈になっていると研究者たちは解明致しました。

現在でも,アメリカでの感染者数が中々減少しない背景には上記の感染力の高さが背景にあることでしょう。そして,アメリカにはコロナウイルスの変異株が8種類も存在して居り,半月に一度の割合で新種株が発生していますので,新ワクチンの開発には多大な困難が待ち受けて居ります。

【 参考資料: スペイン風邪 】

日本に於いては,第1回の大流行が1918年10月から1919年3月,第2回が1919年12月から1920年3月,第3回が1920年12月から1921年3月に掛けてである。 当時の人口5500万人に対して約2380万人が感染した。

第1回の患者数・死亡者数が最も多い。第2回では患者数が減少する一方で致死率は上昇した。第3回の患者数・死亡者数は比較的少数であった。


幻想的な風景 只見川の 霧幻峡(むげんきょう)の渡し ( 毎日新聞 )


【 Coffee Break 2020.06.28 】 The New York Times  (June 26, 2020)

 米ペンシルバニア大学の研究によると,新型コロナウイルスは HIV のように ヒトの免疫細胞を《消失》させる

この記事には,「 新型コロナウイルスが HIV と同じ特性を持つ 」ことが決定的になったということと共に,「 なぜ,子どもは感染しても,ほとんど発症しないか 」という理由がわかってきたということを紹介しています。メカニズムの根本は,免疫細胞の T細胞を作り出す『 胸腺 』という部位の働きに依存するようです。

そして,新型コロナウイルスが子どもが発症せずに,高齢者で重症化する理由について次のような指摘をして居ります:

1.子ども(あるいは若い世代)は,胸腺の働きが活発なので新型コロナウイルスが T細胞を破壊する前に,新たな T細胞を作り出すために免疫が破壊されることがない (その為に重症化しにくい)。

2.高齢者は,胸腺の働きが弱いので T細胞が次々と破壊される (その為に免疫不全に陥って,全身が深刻な状態になり易い)。

 

以下は,過去約 4ヵ月のアメリカの 1日での新たな感染確認数の推移表であります。この表を見ながら 大きな壁に塞がれた現状を危惧致します:


北京近郊でロックダウン,50万人対象 武漢のピーク時と同様の措置

【 AFP = 時事 】中国当局は 28日,新型コロナウイルスの新たな流行を封じ込める為に,首都 北京近郊の住民 50万人近くを対象に厳格なロックダウン(都市封鎖)を課した。

北京で数百人が新型コロナウイルスに感染し,隣接する河北(Hebei)省でも感染者が確認される事態となっている。保健当局は 28日、北京から約 150キロ離れた河北省安新(Anxin)県を「 完全に封じ込めて規制下に置く 」と発表した。今年初めに武漢(Wuhan)市において流行がピークに達していた際に実施されたのと同様の措置が講じられることになる。

いよいよ,新型コロナの第2波への到来に備える時期に入りましたね。

第1波の武漢アジア型コロナとは異なり,欧州&米国に渡り変異して感染力が 10倍にも増した欧州米国型コロナには充分な対策が必要でしょう。

噴水を背景に咲き誇る純白のスイレン 天草市 ( 熊本日日新聞 )


現時点(2020年7月4日)アジアに関しては『 ジェット気流の南側に沿って記録的な豪雨と大洪水 』が続いています。ここには,九州の熊本,中国では決壊の危機に直面している三峡ダム周辺,そして内モンゴル自治区などが含まれて居ります。

下の図は NASA が提供しています世界のジェット気流リアルタイム・モニタです : 記録的な大洪水に見舞われた熊本,中国の湖北省とその上流域全域で大雨が継続しています。皮肉なことに内モンゴル自治区は,今回の大雨が来るまでは『 過去最悪の干ばつ 』に見舞われていました。

中国の三峡ダムに 『 ブラックスワン 』 が迫る Newsweek

ブラックスワンとは『 あり得ないことが起こり,非常に強い衝撃を与える 』こと。

世界最大である三峡ダムの規模は 全長 1,710.8 m で,通常水位は標高 175m です。

【 Coffee Break 2020.07.07 】 2013年に類似ウイルス確認か 武漢研究所

5 日付の英紙サンデー・タイムズは,新型コロナウイルスに非常に似たウイルスを,中国湖北省武漢市の中国科学院武漢ウイルス研究所が 2013年に確認していたと報じた。この類似ウイルスが原因とみられる症状で死者が出たが,後に公表された論文で言及されなかったとしている。

同紙によると,中国雲南省の銅山の廃坑で 12年,コウモリのふんを片付ける作業をした 6人が重い肺炎になり,うち 3人が死亡している。

研究所の検査で,このうち死者 1人を含む 4人から『 未知のコロナウイルス  』が確認されていた。研究結果は 16年に科学論文の形で発表されたが,3人の死者には触れていなかった。 ( ロンドン共同 )

新型コロナウイルス電子顕微鏡写真( 米国立アレルギー感染症研究所 )

ジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと,日本時間 7日の正午現在のアメリカの感染者数は 293万5008人で,亡くなった人は 13万284人と13万人を超えました。

トランプ政権で感染対策に携わるアンソニー・ファウチ博士は,NIH = アメリカ国立衛生研究所のビデオ会議で,一部の地域での早期の経済活動の再開が,感染者の急増につながったという見方を示したうえで『 非常に深刻な状況で,直ぐに対策を取るべきだ 』と述べて,早急な対策の必要性を訴えました。一部の州では再開したレストランやスポーツジムを,再び閉鎖する措置を取るところも出ていますが,感染拡大のスピードは衰えておらず歯止めは掛かっていません。

一方で,ファウチ博士はアメリカで開発中のワクチンについて,早ければ年末から来年の始めにかけて,効果や安全性を確認できるという見通しを明らかにしました。ただ『 免疫がどれくらい持続するかはまだわかっていない。ある程度の防御効果はあると予想されるが期間には限りがあるだろう 』と述べて,接種は1度きりではなく,インフルエンザのワクチンのように,繰り返し必要になる可能性があるという見解を示しました。


三峡ダム決壊シミュレーション: 湖北省には避難できる場所があるか?

情報筋はこのほど,中国の水利専門家が三峡ダムの決壊シミュレーションを行った衝撃的な結論を明らかにした。

数日前,ある情報筋が海外メディア中国語新聞「大紀元時報」に伝えたところによると,以前の水利専門家が三峡ダム決壊のシミュレーションを行ったことがあり,三峡ダムが決壊した場合,宜昌を含む下流にある都市ではなく,上流にある都市のほうが先に浸水され,四川省が海になるという衝撃的な結論に至ったという。専門家の実験の結果によると,三峡ダム決壊後,水が直接流れ落ちるのではなく,山津波が発生することにより堰き止め湖が形成され,上流水位の急激な上昇につながる。四川盆地(しせんぼんち)が真っ先に水害の衝撃に当たるという。

洪水が最高水位まで上昇してから下流に突入するまでの間にタイムラグがあるが,それほど長くない。専門家は,洪水量がピークに達してから流れ落ちる破壊力はさらに増し,最も被害が大きいのは宜昌ではなく,下流の中間都市にあると指摘した。専門家はまた,今後大洪水が発生した場合,中国南部は海になり,湖北省には一か所だけ避難できる場所,海抜が十分に高い 神農架林区(しんのうか‐りんく) であると示した。同情報筋によると,中国水利部はこの実験の結果に基づいて,神農架林区に休暇用のリゾートセンターを建設したとし,実は万が一洪水が来た場合の避難所としての役割を果たす意図があるという。( 看中国 Vision Times Japan )

心配なのは,最近 四川省で震度 3 程の地震が多発していることである。

洪水被害が広がる中国 三峡ダムは果たして持つのか

台湾メディアでは,『 三面挟攻 』(サンミエンジアコン)という表現を使っている。空から降ってくる豪雨,長江の上流から流れてくる激流,それに三峡ダムの放水による「人工洪水」という「 三面からの挟撃 」に遭って,現在の武漢や上海などでも,長江の中下流地域が甚大な被害に見舞われています。そして「 三面挟攻 」の結果,「 そもそも 50年しかもたない三峡ダムが決壊するリスクが出て来ました 」と報じています。

本年は,庚子(かのえね)歳 であります。中国では,俗に『 庚子大禍 』と謂われていて,世の中が新しく始まることを意味する『 庚子 』は,その前に古い物が一掃されるため大禍が発生するとのことです。1840年にはアヘン戦争が起こり,1900年には義和団の乱が起こり清朝滅亡の契機となりました。1960年は,三年飢饉で 5000万人とも言われる餓死者を出しました。そして,何故かしら 2020年は全世界が混沌として居ります。

中国南部の長江流域を中心に続いている豪雨は,中国応急管理省の 10日までの調べで,被災者が江西,安徽,湖北省など 27省市・自治区で延べ約 3400万人に上り,死者・行方不明者が 140人を超えた。長江中下流域周辺の一部地区では 10日,警戒レベルが最も高い洪水警報を出した。

国営新華社通信などによると,江西省上饒市では 8日,堤防が約 50メートルに渡って決壊し,農地が浸水するなどの被害が出た。土砂崩れも湖北省などの各地で起きている。応急管理省によると,これまでに約 200万人が緊急避難した。中国気象局の予報では,長江中下流域では 18日まで強い雨が続く見通しで,長江にある世界最大級の三峡ダムは 6月末から放水を始めたが,放水が増水に間に合っておらずに警戒水位を上回っている。 ( 上海 読売新聞 7月11日 )

12日午後2時,三峡ダムの流入量は1秒あたり3万3500立方メートル,放流量は同1万9千立方メートルに達した。これにより,ダムの貯水量が1秒あたり1万4500立方メートル増加して,その水位は151.48メートルに達し洪水警戒水位を6.48メートル上回ることとなった。今月に入り,長江上流地域が豪雨に見舞われた影響を受け三峡ダムの流入量が急増している。長江水利委員会は,長江流域の増水状況がますます深刻化している現状をかんがみ,三峡ダムの放出量を1秒あたり1万9千立方メートルに抑制することを決定し三峡ダムの貯水量を増やすことで,長江中流・下流の洪水抑制力の強化を図るとしています。 ( 人民網日本語版 7月13日 )

記録的な大雨に見舞われている中国では 33の河川で水位が過去最高を記録し氾濫が起きている。大雨は今週も続く見込みという。長江流域の河川管理当局は既に湖北省の咸寧市,江西省の九江市や南昌市など人口の多い地域も対象に入れて『 赤色警報 』を発令した。水利省によると 13日は 70以上の観測地点で警戒水位を超えている。

三峡ダムは,下流の水位が上がり過ぎないよう放水量を絞っている影響で警戒水位を 6.7メートル超えています。 ( 上海 ロイター 7月13日 )

次は三峡ダムが決壊した場合の影響範囲の予想図( 武漢,上海を含む )

中国メディアによると,大雨と流入する水のため鄱陽湖水域の面積は5月下旬から 7月上旬までに約 2000平方キロメートル拡大し( 日本の琵琶湖の 3倍ほどの面積 )過去 10年で最大の面積になっているという。省内では堤防が決壊し周辺が冠水する被害も出ている。当局は全省で戦時状態に入ったと警戒を強める。南部の湖南省でも中国第 2の淡水湖・洞庭湖が警戒水位を超えたほか上海に隣接する江蘇省では太湖が 15日連続で警戒水位を超えた。南京市でも長江の水位が警戒水位を 1m以上超え街に迫っている。どこでさらなる大洪水が起きてもおかしくない状況が続いている。中国水利省の高官は6月の記者会見で「 中国最大の洪水を制御することはできるが現在の能力を超えれば  “ブラックスワン” のような事態になりうる 」と述べた。ブラックスワンとは白鳥は白だけと思っていたら黒い白鳥が発見されたという「 ありえないと思っていたことが起きて大きな衝撃を与える 」ことを指す。( FNN 上海支局 )

【 メコン川について 】 中国南部の雲南省を中心とする地域を流れるメコン川(中国名・瀾滄河)上流域に中国が建設し稼働を始めている水力発電用のダムによる影響が,ラオスやタイなどの下流域の周辺住民の生活環境,自然環境に深刻な影響を及ぼしていることが明らかになりました。

予告なしのダムの放水などによりメコン川下流域で水位が上昇したり,流れが変化したりして、周辺住民の漁業や農業,水運業,そして観光業まで被害を被っているのです。今回の三峡ダム周辺の豪雨には,メコン川上流に中国が建設した幾つかのダムの為に南シナ海周辺の海水の温度上昇を招いて頻繁に雨雲が発生して居り,その雨雲がジェット気流に乗り江西省&湖北省,日本の熊本県へと向かって流れていると言われているのです。

三峡ダム水位上昇,中国第三の大河も危機に 洪水が中国に与える大打撃

洪水の危機は長江だけではありません。長江・黄河に次ぐ第三の大河・淮河(わいが)でも 17日に水位が警戒レベルに達して政府は今年第 1号の洪水が発生したと発表しました。

三峡ダムが決壊時の洪水予想水位図 :