水野神社 大正琴 奉納演奏会 2021

幅下コミセン 琴修会教室で学ばれる皆さま方の奉納演奏会がありました:

水野社での大正琴奉納演奏会の様子は,写真動画( 15分30秒,BGM での大正琴 演奏曲目は 荒城の月,ふるさと,知床旅情,そして瀬戸の花嫁 )で御覧くださいませ。

尚,祭典の始めの八雲琴( やぐもごと )演奏の時には,不手際で録音に雑音が入りました。どうか,お許しくださいませ m(_ _)m

何と,樹齢が300年の 楠の木 でありますね!

水野神社は,名古屋市の則武公園に隣接した位置にあります:

これから,水野社神事の秋祭り祭典と大正琴奉納演奏会が始まります:

水野社に長く受け継がれて居ります 二弦の八雲琴( やぐもごと )です:

2本の弦は同音に張られて,象牙の丸い筒で弦を押さえて音の高さを変化させます。

水野社の二弦の八雲琴( やぐもごと )が改良されて発展しました琴が,名古屋・大須が発祥地とされる大正琴であると謂われて居ります:

ここで,筆者の堀田からの意見を述べてみます。令和元年10月10日に大正琴協会 琴修会(きんしゅうかい)様から,なごや小学校 トワイライト・スクールに5台の大正琴の寄贈がありました。この様子は 大正琴 2019 を御覧ください。 この中で,大正琴は,大正元年9月9日に名古屋の大須で発祥したと謂われて居りますと記述致しました。その時に,私には何故に大須にて大正琴が発祥したのかが大きな疑問でしたが,今回 水野神社で生まれて初めて二弦の八雲琴( やぐもごと )を目にした時,名古屋・大須で発祥した大正琴への疑問が全て解消したように感じました。

【 フリー百科事典(Wikipedia)】

大正琴の発明

1912年(大正元年)名古屋の大須 森田屋旅館の長男 森田吾郎(本名 川口仁三郎)が二弦の八雲琴を基に,タイプライターのキーにヒントを得て改良を加えながら発明を致しました。そこでの,キーの配列はピアノの鍵盤と同様になって居ります。発明時の音域は2オクターブでありました。そして,発明の当時から,金属製の弦が用いられていました。従来の日本の琴の弦は絹製であった為に,音色も従来の日本の琴とは多くの点で違ったものでありました。また,鍵盤があるために音高を初心者にでも正確に出すことが出来るなどして,比較的に簡便な演奏が可能に成りました。

この為,日本では家庭用楽器としまして大正時代に流行致しました。

弦の変化

同じ音高・同音の2本の弦が張ってある二弦の八雲琴が原型であります。大正琴も2弦は同じ音高でありました。後に3~9弦の大正琴が作られて同じ音高以外の弦も張られるようになって行きます。音域を広げるために,巻弦も用いられるようになり,さらには12弦や15弦も作られたが,弦の数が増えると演奏が難しくなり使われなく成りました。結局は,弦の数は2~12本となっています。1989年の記述では5弦,2003年の記述では5~6弦が一般的とあり,僅か二十数年で変化を致しました。

幅下コミセンの琴修会教室の皆さま方の奉納演奏会が始まります:

これからは,向きを変えて アンコール曲の演奏が始まりますね! 

本日は 素晴らしい演奏をお聞かせいただき誠に有り難う御座いました。